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桜東ハンドボールクラブは,2015年にできた小学生のハンドボールクラブです。 Tri-C Ball Party (トリック・ボール・パーティ)を開催してます。 Coordination, ball Control, Communicationの頭文字三つ(Tri, トライ)でTri-C(ハイフンはよくわからずつけた)。 小学生・未就学児・そのお父さんお母さんを対象として,ストリートハンドボールやハンドボールを題材に、ボールの投げ方,走り方などを楽しく「練習」します。 「あ,なんかみんなでボール遊びやってる」って思った通りすがりの方,どうぞあがってって下さい。
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DVDやハンドボールの各種協会などでハンドボールの色んな練習メニューが紹介されるようになりました。昔、自分が習ったことしかわからなかったから、それを繰り返すしかない、といった時代からすると雲泥の差です。

前、教えている高校の子が私が指示したことのないGKのメニューをしていました。YouTubeで見つけたとのこと。いろんなチャンネルがあって、個人が自由にそういうのを知ることができるのは良い傾向だと思います。

それだけ指導者は、選手以上に勉強しないとなりません。明らかに非効率な練習を指示したり、説明がなかったりだと、選手や生徒は信頼してくれなくなると思うのです。また、NTSの指導者講習会なんかで、面白い練習をたくさん紹介してくれますが、あれは大半の中学の部活では使えません。なぜなら、練習時間が短いからです(冬の平日は20分しかない)。講習会で紹介された面白パス練習の説明してるだけで、もう下校のチャイムです。

となると、指導者に必要な力というのは、

・動作を切り分け、それぞれの動作に対するメニューをオーガナイズできる
・明快に説明できる

の二つになると思います。

例えば、パスキャッチの動作の場合、

・飛んでくるボールの落下位置を確認して
・その位置に移動して(時にはジャンプして)
・手を広げて
・ボールの衝撃を吸収しながら
・落とさないようなタイミングで掴む

というこれだけ複雑な動きが要求されます。

ハンドボールはさらにDFに接触された状態(=オフバランスの状態)でこれをしないとなりません。すごい。これをスムーズにできるようにするため、レベルによってはこの動作を切り分けたメニューを組むこともあります。なので、単に右から左にメニューを流す、あるいはおかしな解釈で練習をする、ということがならないようにしないとならないですね。

そのベースには、特にジュニアの育成については、この子が自分から巣立った時にどんな大人になって欲しいか、というビジョン(願いといっていい)を持っていることが大事ですね。
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保育所で
ボールパーティと平行して、月一回保育所でボール遊びを教えてます(遊びを教えるって変ですが)。

先月から、新たにもう一つの保育所に行くことになりました。1クラス12名くらいの小さな保育所です。最初はみんな私が準備するのを遠巻きにじーっと見てましたが、ちょっと声をかけて、ラダーやマイクロハードルをやらせてみたら、それだけでキャーキャー大喜び。

ストリートハンドボールを使ってボールハンドリングやったり、リバウンダーやったりしました。このボールはつかみやすいし、顔に当たっても痛くないし、突き指することもないし、キャッチしやすいので、このくらいの子には、とってもいいですね。

5歳児が鷲掴み

サーキット形式にして、各コーナーに保育士さんについてもらい、一緒に楽しんでもらいました。バトンスローや、シュートコーナー(先生がGK)がとても楽しそう。最後には1−1のゲームをやりました。みんなずーっと笑ってました。

ーーー
4, 5歳の子にどうやってハンドボールを教えるの?って聞かれることがあります。

答えは「ハンドボールを教えようとしない」です。

全てのスポーツは制約(ルール)の中で成り立つのですが、小さい子はとにかく楽しみたいのです。なので、「いつも笑ってられること」を目指してメニューを組みます。

楽しみさえすれば、自然と成長の中でルールやセオリーを覚えていきます。例えば小さい子が対象での教室で、小さいコート、小さいゴールで4-5人で試合、という、ミニハンドボールみたいなのをやってるのをよくみます。ですが、コーチが「前!前!」とか「ほら、パス!」とか、ずーっと叫び続けてたり、よくみると一回もボールに触らず突っ立っている子がいたり。得点も全然入らなかったり、表情も無表情だったり。なのにコーチがボールしか見てなかったり。

これくらいの年代は、
・オーバーステップなし
・ゴールエリアなし
・原則は1−1、多くても2−2
・ゴールは普通サイズ
がいいです。

得点しやすいので、自然と最初にシュートを狙うようになります。守る側も自然と相手とゴールの間に位置をとるようになります(←これが実は意外に理解しにくい)。

今回はジャンプシュートは教えませんでしたが、ゲームの中で何人も自然とジャンプシュートを打ってました。勢いつけて投げる方が得点しやすいことを自然に経験したからなんでしょうね。

技術を教える上でこういった「仕掛け作り」が必要です。いちいち怒鳴らなくても、自然とGood Habit(その競技に必要な動きが自然にできること)が身につくように、ですね。例えば「もっとしっかり走り込んでシュートしろよ!」なんて怒鳴るんじゃなく『横に一人DFをつけて、追いつかれる前にシュート』とか、少しでも工夫すればいいのに、って思います。

未就学児は、やはり理解するのに時間がかかります。順番を守らせるのだって、難しい。だからこそ、コーチングに不可欠な要素がたくさん見つけられます。どうやったら、わかりやすく、でも飽きずに、練習できるかなって。

指導者を目指す学生なんかは、最初にこれくらいの年代の子を教えてみたら良いと思います。園児たちを飽きずに楽しませられるようになったら、中高生に対しても「今の言い方は伝わったかな?」とか「効果的に上達するやり方はあるかな?」って考えようとするようになりますよ。
ハンドボールの基礎って
ハンドボールってたくさん覚える技術がありますが、時間が限られているので、その中でどのスキルに集中して習得するか、というところが大事だと思います。

そんなとき、初心者の試合をみると、必要なところがわかってきます。
「え?そこに躓くの?」というところ。経験者だからこそ、わからないことが多いのです。

これまで保育園児から高校生までコーチしましたが、多分以下のがプライマリーな技術(根元的な一次技術)だと思います。
  1. 状況を瞬間的に判断して、全力で走れること
  2. 相手がいる中で、双方が動きながらパスができること
  3. ドリブルできること
  4. 速いボールが投げられること
  5. 相手としっかり接触できること
シュート技術、フェイント技術は二次的な技術、戦術はもっと上の技術(=やる必要性が少ない)かと思いました。

異論はあると思いますが。昔、指導法を教わった方が言っていたのが、「技術を染み込ませること」でした。単に子供をいじるのではなく、自然と基本ができるよう効果的な練習を考えたいと思います。

なお、「練習時間が足りないから勝てない」ってどんどん練習を増やしていくところもあります(小学生のチームなのに夜の10時まで練習するようなところも)。そういうチームに限って、選手の待ち時間が異様に長かったりするんですね。

効果を上げるには、練習時間を増やせばいいんだ、って信じてる人は、この記事読むといいと思います。
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20070812
自動化
スポーツ指導には二つの枠が必要だと思いました。

一つは自動化です。これは、その競技に必要な動作の習得です。
スローイング、キャッチングのようなクローズスキルの自動化と、ボールをとった瞬間にノーマークだったら自分が行く、マークにつかれていたらパスをする、といったオープンスキルの自動化があります。

もう一つは自動化されたスキルを使って、自分で試合やマッチアップを組み立てる楽しさを教えることです。判断力や予想力ですね。横文字だと「クリエイティブ」ということでしょうか。

私は選手を怒鳴りつける指導よりも、選手が自由にやる場をもうける方が好きなので(自分の指示が絶対な正解とは思えないので)、よく「考えて!」と声をかけてました。

ですが、本来自動化しなくてはならないところを考えていると、クリエイティブな部分を考えるワーキングメモリがなくなってしまいます。自転車に乗り始めたばかりの時に、自由に風を切る楽しさを味わえないのと一緒です。

あまり詳しくないのですが、野球や武術の練習メニューの多くは自動化を徹底してるのではないかな、と感じてます。もちろん必要なスキルの質や量は違いますが。うちでも応用していきたいと思ってます。ボールの投げ方、ステップワーク、ボールを持ちながらの周りの観察の仕方、転び方、などです。

一方でクリエイティブな部分を失うと、指示待ちの子に育っちゃいます。必ずクリエイトする練習を取り入れないとならないですね。なのでSSGは必須の練習メニューです。

なお、幼少時に全くボールに触れていないと、やっぱりかなり苦労します。
一番の難点は、「既に本人(や親)が心理的な引け目を感じている」ということです。

でも、今まで保育園児から高校生まで指導してきましたが、一人一人の子供の動きをずっとみていると、いつかは必ず出来るようになるものだと断言できます(全日本に入れるかどうかは別ですが)。

苦手意識を持ってても「ちょっとやってみようかな」と思って来た子は「良く来たね!」と、最大限、褒めてあげたいと思います。
プログラミング教材「Viscuit」にみる本質を教えるということ
以前,小3の息子をプログラミング教室に連れて行きました。
小3にプログラムなんてできるのかな?しかもたった2時間で。

講師は原田さんという方で,Viscuit(ビスケット)というツールの開発者です(しかも大学の大先輩でした。学部は違うけど。)。

Viscuitはプログラム学習用のツールで,お絵描きツールとプログラミングツールが一体化したWebアプリです(タブレット用も近日中に出るとか)。お絵描きツール上で描いた絵を,自動で動かすことができます。そして,動いている絵がある状態(例えば何かと接触した状態)になった時に,違う動作をするよう,ドラッグアンドドロップの操作で命令しておくことができます。

例えば,ボールの絵と人の絵を書き,ボールと人が重なった時にボールが方向をかえ,人の絵の形をかえることができる,という感じ。つまり,ボールを蹴る動きです。

これのどこがプログラム教室?と思うかもしれませんね。C,Phytonやマクロといった,スクリプトを教えたりする訳ではないです。でも,「あるもの」が,「ある条件になった時」に,「ある動作をする」,というのがプログラミングの本質ですよね。そこの本質だけを,直感的な操作で学べるようにできてます。

一見複雑なプログラム(例えば飛行機の自動操縦とか,お掃除ロボットの動作とか)も,単純な命令が数百と組み合わさってるわけで,Viscuitも命令をいくつも組み合わせることで複雑な動作も指示出来ます。



私が驚愕したのは,Viscuitの面白さもありますが,事象の本質をとらえて,それを受け手に飽きさせず伝える,という手法です。この教室は小学生向けでしたが,子供も大人も夢中になってやっていました。小難しい言語を全く使わず,「プログラミングとはこういう概念なんだ」ということを,この日レクチャーを受けた人全員に伝えることができたと思います。

このレクチャーを受けた後,「サッカーやハンドボールのようなボールスポーツの「本質」はなんだろう?」と,思いました。フェイント?パス?シュート?ディフェンス?体力?


私が出した結論は

「ある対象を,自分が有利になる位置へ,ある制約の中で,動かすこと」

です。なんだか,よく分かりませんよね。

例えば,ハンドボールでは,オフェンスは「自分や仲間(対象)を,シュートを打てる位置へ(有利になる位置),ボールを持っているときは三歩以内かドリブルをしながら(制約),素早く強く走り込む(動かす)こと」ですよね。並行ずらしもフェイントも,ここに集約されます。また,「シュート」の本質は,ボール(対象)を,キーパーがセーブできないゴールマウス内の箇所(有利になる場所)へ,手を使って,6mラインを超えないように(制約),投げ込む(動かす),ということですよね。「ディフェンス」は,自分(対象)を,相手がシュートできなかったりボールをカットできるよう(有利な位置),相手の手をひっぱったり後ろから押したりしないように(制約),フットワークで素早く移動する(動かす)です。

他のスポーツですと,サッカーの制約は「ボールを手で使えない」になります。バスケットは「ドリブル」「ゴールの狭さ」「身体接触なし」,ラグビーは「前にパスできない」,野球はポジション,攻守および各シーンで全く変わります(そう考えるとすごい複雑なスポーツです)。

要は,「人」や「ボール」を「動かす」スポーツなんです。



そしてViscuitに相当するようなツールが,ハンドボールにないかな?と思って考えてみたところ

「2-1(または2-2)のパスカット(パスゲーム)」

かと私は思いました。割とよくやられる練習なんですけど,人やボールがよく動き,ゲーム性もあり,運動量も稼げます。ゲームでいいのですが,他の要素が入りすぎたり,初心者の子によっては全くパスしてもらえないまま終わってしまうこともしばしばです。

エリアを区切ったり,方向性をつけたり(スモールサイドゲーム),パスに制約をしたり(必ずジャンプパス,とか),色々工夫することで,すごく広がると思いました。
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参加方法
  • 対象 小学生男女およびその家族(未就学児は保護者同伴で可)
  • 練習
    第2・4日曜日 並木小学校グラウンド
    不定期土曜日 桜南小学校体育館
  • 参加費 無料(寄付 1回 100円程度)
  • 参加方法 直接会場まで。連絡不要。
  • メンバー登録
    1,000円/年(子供)、2,000円/年(大人)
    登録手数料 200円/件・家族
    ※スポーツ保険+雑費
プロフィール
HN:
Tri-C Ball Party
性別:
非公開
自己紹介:
2011年12月から茨城県つくば市並木地区で,ハンドボールを自由に出来る場を作ろうとする,その記録。

2012年に並木ハンドボールスクールと称して数回スクールを開催も諸事情で一旦休止、バーチャルクラブに。

2013年にみんなで自由にボール運動を出来る場を、と隔週で活動再開。徐々に参加者が増える。

そして2015年4月。

ついに「桜東ハンドボールクラブ」として,活動開始!

問い合わせ先
kyazaki001 (at) gmail.com

(at)をアットマークに。
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