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桜東ハンドボールクラブは,2015年にできた小学生のハンドボールクラブです。 Tri-C Ball Party (トリック・ボール・パーティ)を開催してます。 Coordination, ball Control, Communicationの頭文字三つ(Tri, トライ)でTri-C(ハイフンはよくわからずつけた)。 小学生・未就学児・そのお父さんお母さんを対象として,ストリートハンドボールやハンドボールを題材に、ボールの投げ方,走り方などを楽しく「練習」します。 「あ,なんかみんなでボール遊びやってる」って思った通りすがりの方,どうぞあがってって下さい。
久々にほぼスクール
◼ほぼスクール

知り合いの子どもたち(主にまつぼっくり保育園のOBOG)が集まってボール遊びを行いました。場所は某所の体育館、総勢20人以上の小学生が集まってくれました。ので、ほぼスクールです。

ほんと、久々。

今まで自分がみたスクールと違い、リラックス&うかれモード。
ゴールを組み立てるところからやりましたが,部品で遊びだしたりネットに絡まったり,です。リラックスしすぎて収集がつかなくなりそうでした。

◼鬼ごっこや動き作り

集まったのは未就学児から四年生までと幅広いのですが、コーチは一人。なので、未就学児が鬼になって小学生は歩いて逃げたり,逃げる方が手をつなぐ「逆てつなぎ鬼」をしたりしました。年代が離れた子供同士でも楽しくできました。専門的な事を言えば,「手つなぎ鬼」は縛りがあるなかで急な方向転換を強いられるため,すごく良い練習になるのです(なんか適当)。動き作りでは2人組になって,ハイタッチやミラートレーニングなどをやりました。みんなおもしろがってやってましたが,プロのハンドボーラーもやってる練習です。実は。楽しく笑いながらやるのが大事です。

◼ボールに触ります

「ボールとの遊び方」から。ボールを転がして拾ったり,投げ上げたボールをキャッチしたり,足の下に回したり。一年生は足が短いのですぐ引っかかってしまいます。でも一杯失敗してもらいました。なので一回でも成功するとみんな報告に来てくれます。「じゃあ見せてみて」というとまた失敗します。いいとこみせようとまた練習に励みますね。

大事なことは,ボールをしっかりやわらかくにぎることです。
うまく投げられない子の多くは,ボールが手にフィットしてません。
ですが,ぎゅうっと握りしめすぎるとコントロールが定まらなくなります。

なので,手をしっかり開いて、柔らかく握ります。それが出来ない場合は、ハンドボールにこだわらずボールを変えましょう。握れない→投げられない→面白くない,では本末転倒です。


これがすごくおすすめです。
今回はこれを主に使いました。握りやすいのでボールがよく飛び、みんな面白がってシュートしたりゲームしたり出来ました。

◼ハンドボールのいいところ

投げ方の後はシュートやゲームをやりました。特に初めての人にとっては、パスよりもとにかくシュートです。マトがデカイ、思いっきり投げられる、コントロール悪くても平気、そして何より

「ゲーム感覚で、楽しい」

からです。みんな時間を忘れて三時間近く動き続けました。
最後はミニゲームをたくさんやりました。
危ない反則以外はノールールで、ハンドボールでなくラグビーみたいになりましたが、点が入って楽しい方が良いに決まってます。

「次はいつやるの?」という嬉しい言葉で単発スクール、終了です。
いつやれるかは未定なのです。すみません。
でも、これをきっかけにスポーツに興味持ってくれるといいな、と思います。


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イメージの共有ができているか(たとえばマンツーマン)
今まで,統計に詳しい人に「分かりやすい本あります?」と訪ねても,大抵分かりにくいです。多くの場合,言葉のカベです。例えば,尤度,ロジスティック関数,線形性...などがぽんぽん出てきます。それって教養レベルでしょ?って言われても,分からないもんは分からないんだから。そこで全くイメージが湧かず,つまずきます。

途方にくれてたところ,色々な確率分布をアニメや具体例で紹介してるサイト発見。私も全ては理解できてないけど「ここ,つまずいてるんじゃないですか?」と,いう気づかいを感じました。

http://www.ntrand.com/jp/distribution-navi/


コーチングしてて「あ,伝わってない...」と思う時,大抵は自分の言葉を相手が具体的にイメージできてない時です。「マンツーマンで守りなさい」と言っても,「マンツーマン」を知らない子には?「ぴったり相手にくっつきなさい」と言ったら,オフェンスの背後にくっつきます。

なので,「相手とゴールとの間に,自分のからだでカベを作ってね」「相手はいっぱい動くけど,カベの人も負けないでいっぱい動いて,ジャマしてね」と子供には言います。出来た子には,からだの向きも教えます。

小さい子は素直だから,こちらの伝え方が悪かったり,つまらなかったりしたことを,言葉や態度で教えてくれるけど,ちょっと大きくなると大人の顔色を伺うので,分かったふりをされてしまう。当然,本番では出来なくて,それをうっかり叱ったり怒鳴ったり。コーチにしてみたら,教えたつもりなのに出来てないのは,子供の努力不足,という認識をしてしまいがち。

ハンドボールじゃなくて,他のスポーツでも勉強でもピアノでもなんでもいいから,思い出してみると,自分にもそういう経験があるはずです。私は,初めてバレーボールを教わったときに「二段で上げて!」と言われて,え?となった。ああ,教わる側ってこんな気持ちなんだな,と思いました。

(対象がプロでも)指導者になる人は「小学校低学年の指導」を必修にすべきとさえ思う。低学年は素直で,反応もよく,そして理解に時間がかかり,あきっぽい。コーチも鍛えられます。


ちなみに,マンツーマンは,私は,対面させずに,「パサー側に気持ち背中を向けるように教えます。もし,自分から見て左側にパサーがいたら,左手左足を前にし,マークのプレイヤーにやや覆いかぶさるように。なのでこの場合,カットは左手でやります。勝ち位置を取られないようにするためと,万が一カットに失敗してもプレッシャーをかけられるように,ですが,どんなもんでしょう?
一年生大会で男子が初勝利
2013年2月に行われた茨城県中体連主催の一年生大会(一年生のみ参加資格ある大会)に出場し,男子がついに公式戦?で勝利しました。

中等生は平均して小柄で筋力がありません。ハンド部員も例外ではありません。けんすいが一回も出来ない子ばかりです。ボールも投げた事がない子ばかり。からだの動かし方もあまりスムーズではありません。授業のスピードも半端なく,それについていくために塾に通う子も多いです。入学するために塾,入学してからも塾です。補習も課題も多く,練習にメンバーが揃いません。

幸い,小学生の時の経験者が1人います。小学生の時は主力として活躍していたので,ここでは当然エースです。というか,まともにボールを投げられるのは,当初は彼一人。他の子は,一年たった未だにシュートが山なりの軌跡を描きます。あまりに開きがあるので,本人がいやになってしまわないか,心配になるくらいでした。

でもその試合で,彼は全員にラストパスを出しました。シュート練習でさえ,ほとんどシュートが入らない子がいます。普通のチームのパスよりも球威がないのですから。でもその子がノーマークになれば,迷わずパスを出してました。彼はハンドボールとしてチャンスなんだから,と思ったからだと思います。そしてそのパスを受けた子達は,山なりのシュートできちんとコーナーを狙って得点しました。

一方,DFでのルーズボールで,ある子がからだを投げ出してボールをキープ,速攻に走ったエースの子はDFに囲まれてましたが,正確なパスを出してつなぎ,エースが得点しました。

ベンチにいた子は,「あそこあいているよ,前攻めろよ」と出場選手に声をかけます。その子が出たとしても,出来ません。でも言われた子はそれを聞きます。「出来ないくせに...」という風潮はありません。

今まではぼろ負けの試合ばかりでした。教え方や指示が良くないのだろうか,と悩みました。今も悩んでます。ただ,ハンドボールは体格や素質で大きく勝敗が左右されますが,体格や素質は与えることができません。なので,当たり前の事を当たり前に出来ることだけを意識してメニューをくみました。ボールの拾い方からやりました。

そして,同じような体格の相手との試合では,私の指示はほとんど必要なく,自分たちでチャンスをみつけてアクションをし,分析し,その積み重ねで勝利しました。はっきりってプレイのレベルは低いです。でも生徒達の力でもぎ取った勝利です。「なんだ,俺がいなくてもいいじゃん」と思いました。指導者として嬉しい瞬間です。

(補足)その後の試合,大幅に体格差のある相手との戦いでも,前半を同点で折り返しました(相手は1人少なかったのですが)。後半,勝ちに目がくらんだ私の指示でリズムが崩れ,破れました。「勝ちを狙うと勝てなくなる(元々はもっと長期的な話だけど)」を地でいった,恥ずかしいコーチングでした。
お前のために叱る?
中学生や小学生を指導していると、しばしば自分が小中学生だった時を思い出します。
みる夢も期末テストだったり入試だったり。

僕は剣道をやっていましたが、その時一番嬉しかったのは、やっぱり褒められた時。
辛かったのは、ダメだしされた時。単純。

でもどんなにそれが自分のためを思って叱ってくれたとしても、モチベーションはぐっとさがった。

今でも覚えてるけど、「お前に防具着けての稽古はまだまだ早い」と言われたこと。
指導者は、僕の不甲斐なさにみかねて、発奮させようと思ったのかもしれないけど、僕は一気にやる気失った。
「自反而縮」を欠いた
今まで色んなチームの、色んな指導者や色んな保護者にお会いし,「自分が良いと思った教え方」「これは自分には合わないと思った考え方」を,忘れないようまとめてました。

そのまとめた中のケーススタディーに,他の人のやり方をやもすれば蔑むような内容があり,少なからず嫌な思いをした方々がいます。

そのことについて、お詫びします。

該当しそうな文面は消しました。


ーーーーーーーーーーーーー
自分の指導記録を見直すと、10年前はぜんぜん違う教え方。
今、自分が「嫌だ」と思う教え方で,思いっきりやっていました。
きっと未来の自分は(まだ指導してれば)、今の自分をみて同じことを思う気がするし,そうでないてむしろダメだとさえ思う。

当たり前だけど,そのときそのときの自分のやり方を選択するしかないでしょう。
それに反するアクションは必ずあり、距離が発生します。
それは指導に限らず、何かを一生懸命やれば、たとえ大多数が正しいと感じることでも、必ず誰かがっかりする人が現れます。必ずです。

自分が他人をがっかりさせたり,他人に自分ががっかりしたり,繰り返す中で,ちょっとずつアクションを変えていく。それが自分の成長。

 「自反而縮 雖千万人 吾往矣」
 (自らを顧みてなおくんば、千万人といえども吾往かん)

という孟子の言葉が、出身高校の校訓にありました。
この言葉は妙に覚えてます。

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参加方法
  • 対象 小学生男女およびその家族(未就学児は保護者同伴で可)
  • 練習
    日曜日 並木小学校グラウンド
    不定期土曜日 桜南小学校体育館
  • 参加費 無料(寄付 1回 1-500円程度)
  • 参加方法 開催日ごとの参加票に入力の上、直接会場にお越しください。
  • 年間参加費
    1,000円/年(子供)、2,000円/年(大人)
    登録手数料 200円/件・家族
    ※スポーツ保険+雑費
プロフィール
HN:
Tri-C Ball Party
性別:
非公開
自己紹介:
2011年12月から茨城県つくば市並木地区で,ハンドボールを自由に出来る場を作ろうとする,その記録。

2012年に並木ハンドボールスクールと称して数回スクールを開催も諸事情で一旦休止、バーチャルクラブに。

2013年にみんなで自由にボール運動を出来る場を、と隔週で活動再開。徐々に参加者が増える。

そして2015年4月。

ついに「桜東ハンドボールクラブ」として,活動開始!

問い合わせ先
kyazaki001 (at) gmail.com

(at)をアットマークに。
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