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桜東ハンドボールクラブは,2015年にできた小学生のハンドボールクラブです。 Tri-C Ball Party (トリック・ボール・パーティ)を開催してます。 Coordination, ball Control, Communicationの頭文字三つ(Tri, トライ)でTri-C(ハイフンはよくわからずつけた)。 小学生・未就学児・そのお父さんお母さんを対象として,ストリートハンドボールやハンドボールを題材に、ボールの投げ方,走り方などを楽しく「練習」します。 「あ,なんかみんなでボール遊びやってる」って思った通りすがりの方,どうぞあがってって下さい。
2 on 2(オフェンス):ポスト横ブロック
ポストプレイは前に詰めたDFの裏を狙うプレイです。

初心者にありがちなのが、シュートを狙ってないまま(しかもポストプレイヤーを凝視して)ポストパスを出したり、DFをブロックしないままパスを待ったりするというパターンです。

裏を返せば、シュートを狙いながらパスを出し、DFをブロックして自分がシュートを打つ場所を作れば確実に決まります。


【1】
2-2pivot1_1.png
OF1が1-1を仕掛け、OF2へパス。
 
【2】
2-2pivot1_2.png
OF1はそのままポストへ入り、DF1をシール(ブロック)。OF2はシュートを狙ってDF2を引き出す。
 
【3】
2-2pivot1_3.png
 
OF2はDF2の裏の「空間へ」ボールを落とす。OF1はそれに合わせて「空間へ」走り込み、シュート。
 
【ダメ】
2-2pivot1_4.png
OF2がフリーなのにシュートを打たない(または、「OF2がシュートを狙ってないので、DF2が出てこない」)。そしてOF1が空いていないのにパスを出してしまっている。

【ダメ】

2-2pivot1_5.png
OF1がDF1をしっかりシールできず、勝ち位置(ボールをもらえてシュートにいける空間)をキープできていない。それにも関わらずOF2がパスを出している。
 
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ハンドボールの良いところ:受け身をとる
ハンドボールでプレイ中,バランスを崩して転倒するときには,ケガをしないよう受け身をとります。

今まで書いたように,ハンドボールは接触が多いです。プレイのレベルが上がって,スピードがアップし接触が増えると,バランスを崩すことが多くなります。また,シュートを打つ時には,キーパーをよけるため,着地間際でシュートを打つ事があります。この時,ギリギリまでシュートフォームのままでからだを投げ出し(空中で「ためる」),シュートを打った後で,足や手を上手に使って床を転がったり滑ったりします。

球技でここまで受け身を取るのはバレーボールくらいです。実際,シュート後の受け身はバレーのフライングレシーブ,回転レシーブと似ています。違うのは,腕を振り切ってから受け身を取る,ということです。バレーは低空姿勢から床に滑り込みますが,ハンドは高いジャンプから,落ち際に床に倒れ込みます。


「NHK教育 スポーツ教室」より

なぜ受け身を取ることが「良い」のか,というのは,今までの流れと同じで,調整力,バランス力が上がることに繋がるからです。日常で何かにつまずいりぶつかったりして転倒した時にとっさに体勢を整えられれば,擦り傷程度ですみます。どう手をついていいか分からず,顔を強打したり手足を骨折したり,なんて事例を聞きます。あくまで印象ですが,前転さえも出来ない子が増えている気がします。

ハンドボールをやる上では,受け身の練習は非常に大事だと思ってます。ケガを防止するためですし,受け身を覚えることで大きなプレイへも繋がるからです。特に初級者には丁寧な指導が必要です。最初はマットや砂場,芝生の上でやると良いでしょう。ヒザをついた体勢から倒れ込み,徐々に高くする,というのが非常に有効です(バレーボールを習っていた時に教わりました)。
ハンドボールの良いところ:「高く,何回も」ジャンプする
ハンドボールほど頻繁にジャンプするスポーツは少ないです。私はサッカー,バレー,バスケット,いずれもプレイしてましたが,感覚的にはハンドが一番ジャンプの頻度が多く,ジャンプの質が多様です。

ハンドは,ジャンプ後のドリブルが(ダブルドリブルでなければ)認められます。また,歩数さえ残っていればジャンプを二回してシュート打つこともあります。サイドの角度の少ないところから飛び込むため,大きく横にもジャンプします。

ジャンプして着地する,という動作はからだの調整力と筋力が必要とされ,いわゆる運動神経を左右する項目の一つです。でも,ジャンプする,というのは日常でも非常に少ない動きで,意識しないと,まずジャンプ力はつきません。ハンドボールは多様なジャンプの質を高めるには,うってつけのスポーツです。

2 on 2(オフェンス):並行ずらしその2
いわゆる「ステップ(ストップ)フェイント」を使わない平行ずらしです。素早く位置を変えること+鋭くパスを出すことでDFを揺さぶります。


【1】
2-2parallel2_01.png
OF1がDF1をインに引っ張りながら(=シュートを狙いながら)。OF2へパス。パスした直後に素早くサイドステップでDF1の視野外に移動。

【2-a】※DF1がOF2に気を取られた時
2-2parallel2_02.png
OF2は、前を狙ったその瞬間にOF1へ速いパス。OF1はアウトへカットイン。

【2-b】※DF1がOF1もケアしている時
2-2parallel2_03.png
アウトによるのが見えたら、OF1は素早くインに切り返す(パスを受ける前もしくは受けながら)。DF2が詰めてきたらOF2にずらす(詰めてこなかったら自らシュート)

【ダメ】
2-2parallel2_x04.png
OF1がボールをもらう位置がDF1の正面。フェイントをかけに行ってつぶされている。

最近の実業団の攻めをみていると,パス回しの中で大きくポジションを変えるのが主流です。ポジションが変われば,マークのずれる機会が増えます。一昔前のように正面から1−1をかけてずらす,みたいなのではありません。

以前,指導者講習会で言われた事で印象に残っているのが「(同じくらいのレベルであれば)1−1で守る気満々のディフェンスを抜く事はできない」でした。1−1というのは非常に弱い攻めだ,ということです。

言うまでもなく,パス回しが最大の鍵です。シュート力やフェイント能力は個人の資質に大きく左右されますが,パスのスピードや正確さは,だれしも練習した分だけ向上するのではないでしょうか。
ハンドボールの良いところ:色んな方向にダッシュする,急停止する
ハンドボールはボールを持って3歩しか歩けません。その3歩で相手をかわすには,急停止して鋭く方向転換する必要があります(フェイント)。また,ディフェンスはそのフェイントに反応してしっかりついていかないといけません。ステップとしてはバスケットに近いですが,ここに書いたようにハンドボールはからだをぶつけて攻防するので,押し負けない強さが必要です。

攻防の転換時には素早く走る方向を変えないとなりません。速攻を仕掛ける途中にミスしたら,素早く帰陣しないとあっさり失点してしまいます。基本は全員アタッカーでディフェンダーですので,40mのコートの全体を縦横無尽に走り回ります。サッカーよりもバスケットに近いですね。コートはバスケットの二倍近くです。

相手ディフェンスよりも瞬間的に速く動く。オフェンスの動きに瞬時に反応する。攻守が交替したときに急ブレーキからすばやく戻る。まさにSAQトレーニング(Speed, Agility, Quickness)を複合したような動きです。小学生からハンドボールをやることで,すばしっこさ(Agility,Quickness)は確実に身に付くといえます。すばしっこくなれば,ハンドボールだけでなく色んなスポーツが楽しめるようになると思います。
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参加方法
  • 対象 小学生男女およびその家族(未就学児は保護者同伴で可)
  • 練習
    日曜日 並木小学校グラウンド
    不定期土曜日 桜南小学校体育館
  • 参加費 無料(寄付 1回 1-500円程度)
  • 参加方法 開催日ごとの参加票に入力の上、直接会場にお越しください。
  • 年間参加費
    1,000円/年(子供)、2,000円/年(大人)
    登録手数料 200円/件・家族
    ※スポーツ保険+雑費
プロフィール
HN:
Tri-C Ball Party
性別:
非公開
自己紹介:
2011年12月から茨城県つくば市並木地区で,ハンドボールを自由に出来る場を作ろうとする,その記録。

2012年に並木ハンドボールスクールと称して数回スクールを開催も諸事情で一旦休止、バーチャルクラブに。

2013年にみんなで自由にボール運動を出来る場を、と隔週で活動再開。徐々に参加者が増える。

そして2015年4月。

ついに「桜東ハンドボールクラブ」として,活動開始!

問い合わせ先
kyazaki001 (at) gmail.com

(at)をアットマークに。
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