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桜東ハンドボールクラブは,2015年にできた小学生のハンドボールクラブです。 Tri-C Ball Party (トリック・ボール・パーティ)を開催してます。 Coordination, ball Control, Communicationの頭文字三つ(Tri, トライ)でTri-C(ハイフンはよくわからずつけた)。 小学生・未就学児・そのお父さんお母さんを対象として,ストリートハンドボールやハンドボールを題材に、ボールの投げ方,走り方などを楽しく「練習」します。 「あ,なんかみんなでボール遊びやってる」って思った通りすがりの方,どうぞあがってって下さい。
ハンドボールの良いところ:プレイヤー同士が「ぶつかる」。
ハンドボールを初めて見る人は,激しくオフェンスとディフェンスがぶつかりあうのにびっくりします。

ハンドボールは「手でやるサッカー」と例えることがありますが,「ボールを前に投げるラグビー」だと思います(余計分かりにくい)。サッカーやバスケットでも接触はありますが,ハンドボールは「積極的に」接触する,という点が大きく異なります。格闘技と言われるゆえんです。
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By Steindy (talk) 00:03, 21 January 2010 (UTC) (Own work)


「ディフェンスが,ボールを持ったオフェンスに対して,正面からボールとからだを抑える」というのが基本です。ファールですが,何回やっても良いファールです(横や後ろからや,手を引っかけるようなケガするようなプレイについては,罰則がつきます)。さらに,ルール上は,ディフェンスプレイヤーが「相手の身体に接触し,そのまま相手の動きに合わせてついていくために,曲げた腕を使うこと」は,ファールにさえなりません(プレイ続行)。つまり,接触することが前程なのです。

相手とぶつかることで,ボールを持つプレイヤーはバランスを崩します(オフバランス)。でもオフェンスプレイヤーはそれを瞬時に立て直してゴールを狙います。一方でディフェンスは全身をはって,オフェンスを止めます。このような「オフバランスからのプレイ」「粘り強いディフェンス」をすることで,からだの軸がしっかりし,また,バランス能力もとても高まります。

子供や女の子の多くは接触を怖がります。危険なスポーツ,と思う保護者もいるかもしれません。でも日常でもオフバランスはよくあります。つまずいた,物にぶつかりそうになった,などです。ハンドボールをしていることで「力強く」「瞬時に」からだを立て直す能力が身につきます。

なお,相手を転倒させたり,後ろから押したりするような,ケガするような危険な接触はルール違反で,退場などになります。ただ,万が一危険なプレイで倒されても出来るだけ怪我をしないよう,普通は受け身の練習をします。ますます格闘技みたいですね。飛び道具がありなので,少年誌の王道マンガみたいなスポーツなんですよ,実は。
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ハンドボールの良いところ:色んな姿勢でボールを投げる
ハンドボールは激しくディフェンスとオフェンスがぶつかりあいます。バランスが崩れた状態でボールを投げることがほとんどです。また,攻撃の時はディフェンスを引きつけてからパスを出します。ギリギリまでシュートを狙う姿勢から,とっさにパスに切り替えるのが攻撃の基本です。

つまり,自分の進行方向と逆方向に投げられるのが当然なのです。野球では「ショートが三塁に近い側のボールを取って,振り返りながら一塁へ投げる」という動作です。ハンドボールの場合はパスする相手も動いているので,それも更に認識しないとなりません。

パスキャッチ→前を攻める→仲間と相手の位置確認→仲間の動きの先にパス,を「動きながら」やります。当然,色んな姿勢で色んなフォームでのパス練習が必要となります。小学生低学年では難しいですが,練習しているチームなら,5−6年生くらいになれば,ジャンプしながら進行方向と反対に鋭いパスを出せます。野球のファインプレー並の動作を,ハンドボールでは当然に練習するので,調整力,体幹が非常に向上します。

パスの出し方も様々です。投げるだけではなく,仲間とクロスして出すパス,指先だけで出すパス,背中を通して出すパス,などです。これもボールを自由にコントロールする練習をすれば小学生でも試合中に背面からパスを出したりします(沖縄のチームに自由にボールコントロールできる小学生が多い印象です。練習,いつか拝見したいと思ってます。)。
ハンドボールの良いところ:ボールを投げる
ボールを手で投げる他のスポーツは,他にも野球,ドッジボール,バスケットボールなどがありますが,ハンドボールは,(少なくとも試合中に)ものすごく投げる機会が多いスポーツです。

投げる動作は,蹴る動作に比べて非常に高度です。なのに小学校では投げ方はまず教わりません。なぜか。理由の一つに「先生自身が投げるのが苦手で教えられない」というのがあると思います。別に物を投げられなくても生活に支障はありませんので,先生もそこまで必要性を感じてないのかなと思います。ですが,スポーツを苦手と感じる子の多くは,「ボールを投げられない」ことで気後れしてるのでは,と直感的に感じます。

ちなみに,もう一つは間違いなく「速く走れない」です。これも「走り方を知らない」というのに大きく起因します。でもおそらく「走り方」も小学校で教わらないでしょう。
「投げる」「走る」が子供の運動へのコンプレックスになっていてスポーツする機会を失っているのであれば,本当にもったいないです。ハンドボールをやることで,これらは確実に解消されると思ってます。


ハンドボールの良いところ
僕はハンドボールするのが楽しくて,ハンドボール仲間が欲しくて,色んな子にハンドボールをすすめます。が,ハンドボールに必要な運動特性というのが,非常にバランスが良いと思うのです。特に教育目的だったら,ハンドボールの効果は絶大です。一つ一つセールスしていきますが,最初にざっとまとめます。

  1. ボールを「全員が」何回も投げる...投動作(足ー腰ー背中ー肩ー肘ー手首ー指先の連動)
  2. 「あらゆる姿勢で」「あらゆる方向に」ボールを投げる...制球力,ボディーバランス,調整力(アクロバットな動き)
  3. プレイヤー同士がぶつかり合うことが「前程」 ...接触時のボディーコントロール,体幹や足腰の強さ,度胸
  4. 「色んな方向に」ダッシュする,急停止する ...スピード,すばしっこさ
  5. 「高く,何回も」ジャンプする ...ジャンプ力,持久力
  6. 「からだを宙に投げ出して」受け身をとる ...調整力,柔軟性
  7. 状況の変化を「コンマ一秒で」判断し,とっさに上記の動作を行う ...判断力,空間認識力,発想
  8. 「交替が自由な」チームスポーツである ...ベンチの全員が参加できる,応援できる,役割分担

です。

球技は言うまでもなく,武道,体操などの要素がふんだんに取り込まれてます。スポーツとしての人気はありませんが,拡張性は一番だと思います。

私自身,幼少時から今にいたるまで,剣道,サッカー,バレー,バスケットボール,空手,沖縄エイサー,バドミントン,スノーボード,スケートなどをやりましたが,すごく困ったことはほとんどありませんでした。どのスポーツにもハンドボールでやった動きやリズムが含まれていたからです(言い過ぎ)。

あ,泳ぐのは普通並でした。水泳だけは別途やった方がいいですね。 あと,ゴルフとかは苦手でした(というかやったことない)。肺と心臓をあまり使わない競技はパスです。
ビジョンなしでのメニュー
当たり前ですが,目標とする選手像のビジョンが指導者にはあるはずです。こういう子にしたい,という。それに応じた練習メニューを組みます。当然,平均的にいろんなメニューを組むものです。が,例えば中学生は冬の平日は20分くらいしか練習できません。その時間をどの能力を上げる事につかうか,というのは,ある指導者はひたすら走らせたり,またあるコーチはひたすらシュート練習だったり,とさまざまだと思います。「短い時間しかなかったら何をするか」そこにビジョンがみえると思います。人生最後の日に何をするか,みたいな。

普段の練習から「メニュー内で目標とする動き」がコーチの頭にないとなりません。なので他の人から教わった練習メニューは,目的を理解しないままやると効果がないどころかおかしなクセを付けてしまう結果になります。

例えば,ボールを下向きに握らせて振りながらスキップし,ジャンプシュート,というメニューがあり,私が昔教わり,古巣に残していったメニューです。振らせるのは手首をリラックスさせるため,スキップはジャンプをするリズムを養うためです。

ですが多くの子が,ボールを手の平に「のせて」スキップしてました。これでは肘を振り上げることも手首を使うこともできません。ただ「ボールを持ってスキップすりゃいい」という指導だと,この形で固まってしまいます。導入した当初もこの状態で,何か違うな,と思って,このメニューを教えてくれたクラブの練習を何回もみせてもらい,ポイントを自分なりに理解しようとしました。

強いチームがやってたから,と練習メニューを理解しないまま採用して放置してしまうと,効果がないどころかおかしなクセを付けてしまう結果になるでしょう。当たり前のことですが,忘れがちです。ボールの拾い方,ターンの仕方といった細部にこそ,技があります。
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参加方法
  • 対象 小学生男女およびその家族(未就学児は保護者同伴で可)
  • 練習
    日曜日 並木小学校グラウンド
    不定期土曜日 桜南小学校体育館
  • 参加費 無料(寄付 1回 1-500円程度)
  • 参加方法 開催日ごとの参加票に入力の上、直接会場にお越しください。
  • 年間参加費
    1,000円/年(子供)、2,000円/年(大人)
    登録手数料 200円/件・家族
    ※スポーツ保険+雑費
プロフィール
HN:
Tri-C Ball Party
性別:
非公開
自己紹介:
2011年12月から茨城県つくば市並木地区で,ハンドボールを自由に出来る場を作ろうとする,その記録。

2012年に並木ハンドボールスクールと称して数回スクールを開催も諸事情で一旦休止、バーチャルクラブに。

2013年にみんなで自由にボール運動を出来る場を、と隔週で活動再開。徐々に参加者が増える。

そして2015年4月。

ついに「桜東ハンドボールクラブ」として,活動開始!

問い合わせ先
kyazaki001 (at) gmail.com

(at)をアットマークに。
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