桜東ハンドボールクラブは,2015年にできた小学生のハンドボールクラブです。
Tri-C Ball Party (トリック・ボール・パーティ)を開催してます。
Coordination, ball Control, Communicationの頭文字三つ(Tri, トライ)でTri-C(ハイフンはよくわからずつけた)。
小学生・未就学児・そのお父さんお母さんを対象として,ストリートハンドボールやハンドボールを題材に、ボールの投げ方,走り方などを楽しく「練習」します。
「あ,なんかみんなでボール遊びやってる」って思った通りすがりの方,どうぞあがってって下さい。
当然こっちもちゃんと行ってますよ
2014.01.26 Sunday
私が外部コーチをしているハンド部は,新しく女子部員が入り,ようやく中学女子はチームが組めるようになりました。
平日なかなか行きにくいこともあり,また休日もオフになることが最近多くてなかなか一貫して教えられてないのですが,基本はやっぱり,ハンドリング,コーディネーション,コミュニケーションです。
中学生は,先生の指示以外のメニューは自分たちで組み立てます。意図が不明瞭な練習は私が聞くようにしてます。この動きの意図は何?このボール出しは試合で使うの?など。生徒達が返答でモゴモゴ,となったら意図を解説したり練習メニューを再編するよう提案します。
そうこうしてるうちに次第に生徒たちが動きの意図を見いだすようになります。このシュート練習は試合だとどういうシーンなんだろうか?とか,ディフェンス練習の足運びは右足が先か左足が先か?などです。動き自体は強いチームには全然及びませんが,この姿勢が続くことを期待してます。
平日なかなか行きにくいこともあり,また休日もオフになることが最近多くてなかなか一貫して教えられてないのですが,基本はやっぱり,ハンドリング,コーディネーション,コミュニケーションです。
中学生は,先生の指示以外のメニューは自分たちで組み立てます。意図が不明瞭な練習は私が聞くようにしてます。この動きの意図は何?このボール出しは試合で使うの?など。生徒達が返答でモゴモゴ,となったら意図を解説したり練習メニューを再編するよう提案します。
そうこうしてるうちに次第に生徒たちが動きの意図を見いだすようになります。このシュート練習は試合だとどういうシーンなんだろうか?とか,ディフェンス練習の足運びは右足が先か左足が先か?などです。動き自体は強いチームには全然及びませんが,この姿勢が続くことを期待してます。
最後の大会
2013.07.22 Monday
外部コーチしている中学の三年生の最後の大会が終わりました。
結果は,男子は県南大会で全敗して敗退。
女子は県大会で一回戦で敗退。
たった一人の三年生で頑張った男子,勝利をつかめないまま,終わってしまいました。
小学生時代に運動経験がほとんどなかった子ぞろいの三年生女子はオープン参加の県大会で強豪チームになすすべなく,やられてしまいました。
運動能力に関わらず,どんな子も底上げしたい,という思いが兼ねてからありました。小学生時代に球技の経験がほとんどなく,小学生チーム(出来たばかり)にさえ,負けてしまう中学生。それでもハンドボールが面白そう,って入部した子。そんな子たちの成長がみたいと心底思い,自分が作ったチームを離れて今のところの外部コーチになりました。
ヒザを擦りむいただけで「怪我をしましたので休みます」というような子たち。ボールの握り方,拾い方,転び方,ストップ,からだの合わせ方,重心の運び方...自分が示した,細かいメニューを取り組んでくれました。筋トレの時間はないので,家でやってもらいました。
でも,勝利は遠い。そもそも他校でハンドボールをやる子は,小学生からスポーツが好きで,ボール扱いに慣れた状態で入部しているので,体力やスピードをつける練習を週6回している。そんな他チームにかなうはずもなく,大敗が続きます。あまりのできの悪さに,時々ぼやいてしまいました。「スタートが違うから勝つのは難しいです」って。そして大敗した試合で「これでも上手くなったんですよ」と言う。これは全部コーチの言い訳だと気づきます。「からだが弱くて押し負ける」というのなら,押し負けないからだを作るのが,「運動経験が少なくてセンスがないから」というのなら,センスををつけるのが,コーチの仕事のはず。選手の体格やセンスを敗戦の言い訳にするのは,育てるのを放棄したことに等しいです。もう一度考え直しました。
動きながら考えることをクセにしてもらうため,教えすぎるのを控えました。「そこは前にパスしろよ!」ではなくて,「どうしてそういうプレイをしようと思ったの」と聞くようにしました。ノートに質問を書かせました。こっちが問題を出すのではなく,生徒がコーチに問題を出してもらいました。最初は,「体力をつけるにはどうしたらいいですか?」という漠然とした質問でしたが次第に,
「ポストの位置取りはフローターの攻撃のどのタイミングにあわせたらいいですか?」
「重心がぶれて,上手くストップできないのですが,どのようなトレーニングをしたら良いですか?」
という,コーチング側を意識するような質問に変りました。
そうして迎えた最後の大会。三年男子は全国に出場するような強豪チームからロングシュートで得点を奪い,三年女子は歴代初めて公式戦で勝利することができました。競技レベルははっきりいって低レベルで,普通これくらい出来て当然,ていうレベル。これは僕の指導力不足の問題。でも,僕が子ども達に一番気づいてほしかったのは,単なるハンドボールでの勝ち方ではなく,「戦う自分との向き合い方」でした。
夏休みの練習,引退した子たちは一週間後に控えたジュニア戦に向けて,後輩の指導をしてます。 「ディフェンスが出てこなかったら,シュート打つんだよ」 と後輩に教えていたのは,ボールを持ったらすぐDFに突っ込んでしまっていた子でした。
結果は,男子は県南大会で全敗して敗退。
女子は県大会で一回戦で敗退。
たった一人の三年生で頑張った男子,勝利をつかめないまま,終わってしまいました。
小学生時代に運動経験がほとんどなかった子ぞろいの三年生女子はオープン参加の県大会で強豪チームになすすべなく,やられてしまいました。
運動能力に関わらず,どんな子も底上げしたい,という思いが兼ねてからありました。小学生時代に球技の経験がほとんどなく,小学生チーム(出来たばかり)にさえ,負けてしまう中学生。それでもハンドボールが面白そう,って入部した子。そんな子たちの成長がみたいと心底思い,自分が作ったチームを離れて今のところの外部コーチになりました。
ヒザを擦りむいただけで「怪我をしましたので休みます」というような子たち。ボールの握り方,拾い方,転び方,ストップ,からだの合わせ方,重心の運び方...自分が示した,細かいメニューを取り組んでくれました。筋トレの時間はないので,家でやってもらいました。
でも,勝利は遠い。そもそも他校でハンドボールをやる子は,小学生からスポーツが好きで,ボール扱いに慣れた状態で入部しているので,体力やスピードをつける練習を週6回している。そんな他チームにかなうはずもなく,大敗が続きます。あまりのできの悪さに,時々ぼやいてしまいました。「スタートが違うから勝つのは難しいです」って。そして大敗した試合で「これでも上手くなったんですよ」と言う。これは全部コーチの言い訳だと気づきます。「からだが弱くて押し負ける」というのなら,押し負けないからだを作るのが,「運動経験が少なくてセンスがないから」というのなら,センスををつけるのが,コーチの仕事のはず。選手の体格やセンスを敗戦の言い訳にするのは,育てるのを放棄したことに等しいです。もう一度考え直しました。
動きながら考えることをクセにしてもらうため,教えすぎるのを控えました。「そこは前にパスしろよ!」ではなくて,「どうしてそういうプレイをしようと思ったの」と聞くようにしました。ノートに質問を書かせました。こっちが問題を出すのではなく,生徒がコーチに問題を出してもらいました。最初は,「体力をつけるにはどうしたらいいですか?」という漠然とした質問でしたが次第に,
「ポストの位置取りはフローターの攻撃のどのタイミングにあわせたらいいですか?」
「重心がぶれて,上手くストップできないのですが,どのようなトレーニングをしたら良いですか?」
という,コーチング側を意識するような質問に変りました。
そうして迎えた最後の大会。三年男子は全国に出場するような強豪チームからロングシュートで得点を奪い,三年女子は歴代初めて公式戦で勝利することができました。競技レベルははっきりいって低レベルで,普通これくらい出来て当然,ていうレベル。これは僕の指導力不足の問題。でも,僕が子ども達に一番気づいてほしかったのは,単なるハンドボールでの勝ち方ではなく,「戦う自分との向き合い方」でした。
夏休みの練習,引退した子たちは一週間後に控えたジュニア戦に向けて,後輩の指導をしてます。 「ディフェンスが出てこなかったら,シュート打つんだよ」 と後輩に教えていたのは,ボールを持ったらすぐDFに突っ込んでしまっていた子でした。
主体的(感動)
2012.11.17 Saturday
指導者があれこれと指示しすぎると,指示待ちの人間になり,とっさの判断が出来る子になりません。
一方,「いつも考えて行動しろ」と言ったところでネタがなければ出来ません。
僕だって「考えて創造的な寿司を握ってみろ」と言われても,無理です(シャリがつくれないし)。
あるとき,中等のある部員の提出ノート(中等ではトレーニング記録を各自につけさせてます)をみたところ,以前行われた試合の反省が書かれてました。一つ二つではありません。攻めから守りから,声出しにまで言及されてました。驚いたのは,その課題の下に,それを克服するための練習メニューが考えだされていたことです。
例えば,
セットでのパスミスが多い→コンタクトパス(DFをつけてのボール回しの練習)
DFの1−1が弱い→DFアタックの練習
といった感じです。実に30以上の項目に渡ってました。
また他の生徒は「○×の練習はコーチがボール出しするより生徒がボールだしする方が試合の練習になると思います」とノートに書いてくれました。
この生徒達は2012年現在二年生で,当然中学からハンドを始めました。球技の経験はこれが初めて。このハンド歴が1年8ヶ月程度の子が,一つ上の視点から練習をオーガナイズしようとしたことが,とても嬉しかったです。
内容の良し悪しは別です(自分だって非効率な練習をしてしまうときがしょっちゅう)が,この一つ上の視点を持った生徒達が育ってきたことは,自分にとっても大きな励みになりました。
一方,「いつも考えて行動しろ」と言ったところでネタがなければ出来ません。
僕だって「考えて創造的な寿司を握ってみろ」と言われても,無理です(シャリがつくれないし)。
あるとき,中等のある部員の提出ノート(中等ではトレーニング記録を各自につけさせてます)をみたところ,以前行われた試合の反省が書かれてました。一つ二つではありません。攻めから守りから,声出しにまで言及されてました。驚いたのは,その課題の下に,それを克服するための練習メニューが考えだされていたことです。
例えば,
セットでのパスミスが多い→コンタクトパス(DFをつけてのボール回しの練習)
DFの1−1が弱い→DFアタックの練習
といった感じです。実に30以上の項目に渡ってました。
また他の生徒は「○×の練習はコーチがボール出しするより生徒がボールだしする方が試合の練習になると思います」とノートに書いてくれました。
この生徒達は2012年現在二年生で,当然中学からハンドを始めました。球技の経験はこれが初めて。このハンド歴が1年8ヶ月程度の子が,一つ上の視点から練習をオーガナイズしようとしたことが,とても嬉しかったです。
内容の良し悪しは別です(自分だって非効率な練習をしてしまうときがしょっちゅう)が,この一つ上の視点を持った生徒達が育ってきたことは,自分にとっても大きな励みになりました。
保護者会
2012.10.07 Sunday
外部コーチをしてるハンド部の保護者見学会が行われました。
天候に恵まれ、多くのお父さんお母さんが練習を見に来てくれました。
練習内容は普段通り、声がけも普段通り(叱ったり褒めたり)で、いつも通り練習に励んでくれました。
家での様子も聞けました。スポーツテストの結果が急上昇した生徒、練習がとても楽しいと言ってくれた生徒、など。嬉しい限り。一方で、試合ではいつもぼろ負けなので,帰ってくると勝ち負けじゃなくて「どれくらいの点差だったの?」と聞いて下さってたそう。
一年前,初心者ぞろいの小学生チームと引き分けていた,そんな中学生のチームであっても,本人の悔しさやお父さんお母さんの優しさを思うと,勝って喜ばせたいなぁ,と切に願う訳です。
以前教えていたチームのとある代,高学年になってからというもの試合で一向に勝てませんでした。保護者も「何でこんなに練習してるのにうちは勝てないんだ」と悩んでいた様子でした。その代は,不運にも他のあちこちのチームに規格外の小学生が在籍していた代でした。でも,どんなにからだが小さくても,足が遅くても,力がなくても,ボールを扱う力,からだを操る技術,勝負する心構え,ハンドボールの原理原則はしみ込ませたいと思いました。
僕は「他と比べると勝てません。でも,このメンバーは歴代でも最もきちんとハンドボールを身につけたメンバーです」と答えてました。言い訳っぽいですが。でも,勝たなければどうしようもない,という考えが強いと,なかなかそこは見えません。
ぱっと良い環境になったとき,ぱっと花が咲くには,芽がなければならない訳です。
さっきのメンバーの多くは中学進学後も続け,県でもかなりの強豪チームになりました。小学生の時に大事に育てた冬芽がぱっと開いた,と(勝手に)思ってます。
試合のスコアでは分からないけど,生徒の中に出来つつある芽を感じてもらえる,見学会という企画に大変感謝した次第でした。
天候に恵まれ、多くのお父さんお母さんが練習を見に来てくれました。
練習内容は普段通り、声がけも普段通り(叱ったり褒めたり)で、いつも通り練習に励んでくれました。
家での様子も聞けました。スポーツテストの結果が急上昇した生徒、練習がとても楽しいと言ってくれた生徒、など。嬉しい限り。一方で、試合ではいつもぼろ負けなので,帰ってくると勝ち負けじゃなくて「どれくらいの点差だったの?」と聞いて下さってたそう。
一年前,初心者ぞろいの小学生チームと引き分けていた,そんな中学生のチームであっても,本人の悔しさやお父さんお母さんの優しさを思うと,勝って喜ばせたいなぁ,と切に願う訳です。
以前教えていたチームのとある代,高学年になってからというもの試合で一向に勝てませんでした。保護者も「何でこんなに練習してるのにうちは勝てないんだ」と悩んでいた様子でした。その代は,不運にも他のあちこちのチームに規格外の小学生が在籍していた代でした。でも,どんなにからだが小さくても,足が遅くても,力がなくても,ボールを扱う力,からだを操る技術,勝負する心構え,ハンドボールの原理原則はしみ込ませたいと思いました。
僕は「他と比べると勝てません。でも,このメンバーは歴代でも最もきちんとハンドボールを身につけたメンバーです」と答えてました。言い訳っぽいですが。でも,勝たなければどうしようもない,という考えが強いと,なかなかそこは見えません。
ぱっと良い環境になったとき,ぱっと花が咲くには,芽がなければならない訳です。
さっきのメンバーの多くは中学進学後も続け,県でもかなりの強豪チームになりました。小学生の時に大事に育てた冬芽がぱっと開いた,と(勝手に)思ってます。
試合のスコアでは分からないけど,生徒の中に出来つつある芽を感じてもらえる,見学会という企画に大変感謝した次第でした。
参加方法
- 対象 小学生男女およびその家族(未就学児は保護者同伴で可)
- 練習
日曜日 並木小学校グラウンド
不定期土曜日 桜南小学校体育館
- 参加費 無料(寄付 1回 1-500円程度)
- 参加方法 開催日ごとの参加票に入力の上、直接会場にお越しください。
- 年間参加費
1,000円/年(子供)、2,000円/年(大人)
登録手数料 200円/件・家族
※スポーツ保険+雑費
プロフィール
HN:
Tri-C Ball Party
HP:
性別:
非公開
自己紹介:
2011年12月から茨城県つくば市並木地区で,ハンドボールを自由に出来る場を作ろうとする,その記録。
2012年に並木ハンドボールスクールと称して数回スクールを開催も諸事情で一旦休止、バーチャルクラブに。
2013年にみんなで自由にボール運動を出来る場を、と隔週で活動再開。徐々に参加者が増える。
そして2015年4月。
ついに「桜東ハンドボールクラブ」として,活動開始!
問い合わせ先
kyazaki001 (at) gmail.com
(at)をアットマークに。
2012年に並木ハンドボールスクールと称して数回スクールを開催も諸事情で一旦休止、バーチャルクラブに。
2013年にみんなで自由にボール運動を出来る場を、と隔週で活動再開。徐々に参加者が増える。
そして2015年4月。
ついに「桜東ハンドボールクラブ」として,活動開始!
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