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桜東ハンドボールクラブは,2015年にできた小学生のハンドボールクラブです。 Tri-C Ball Party (トリック・ボール・パーティ)を開催してます。 Coordination, ball Control, Communicationの頭文字三つ(Tri, トライ)でTri-C(ハイフンはよくわからずつけた)。 小学生・未就学児・そのお父さんお母さんを対象として,ストリートハンドボールやハンドボールを題材に、ボールの投げ方,走り方などを楽しく「練習」します。 「あ,なんかみんなでボール遊びやってる」って思った通りすがりの方,どうぞあがってって下さい。
ほめて伸ばす、の勘違い
試合で活躍した子は、ほめたくなります。
その子の活躍で逆転勝利でもしようものなら、大はしゃぎしたくなります。

とあるチームがある大会で優勝しました。
ですが大人に褒め称えられたのは活躍した子だけでした。
その光景を目の当たりにした時に感じた違和感が、このBlog記事で文章になってました。

褒めて伸ばす」という考え方、少し注意が必要です

本当に選手を育てることを目的としてるコーチは、特定の子だけを注意したり褒めたりしません。特定の子だけに特別な練習を課すとしたら、そのチームは(口ではなんと言おうと実態は)勝ちを「目的」としたチームです。

勝ちを目的とするのか、そうでないのかによって、褒め方は大きく変わります。
「結果を褒める」のか、「過程をほめる」のか、の違いです。

「すごいね」というか「がんばったね」というか。
同じように褒めてますが、全然意味が違うのです。

そして過程をほめるのは難しいです。子供をずっとみていないとならないからです。
ですので、過程をほめてくれる人は、相手にとってとても貴重な存在だと思うのです。


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Tri-C Ball Party FINAL 3/9 @並木小
3/9に今年度最後のTri-C Ball Partyをやりました。



今回も20人以上の子が集まってくれました。
天気も良く,絶好の運動日和です。

今回も新しいメニューを随所にいれました。
三人でボール三個でのパス,走ってボールキャッチ(ワンマンパスからのシュート)などです。いつも新しいメニューをいれるのは,毎回来ている子も飽きさせないためです。
ただし目的は一緒で,からだを自由に動かすこと,ボールを自由に扱えること,です。

シュートの練習もいつもと変えて,この記事で紹介したものでやってみました。
腕がわりと自然に上がるようになりますね。これは使えます。

最後にやっぱり試合をやりました(オーバーステップの制限はなしだけど,相手にボールを触られたら攻守交代)。
恒例のお父さんvsお母さんもやりました。今回は1点差でお父さんが勝ちました。

最後にみんなで片付け(来てくれる子は,相変わらずみんなテキパキ動いてくれます)〜挨拶〜ハイタッチで終わりました。


全部で10回程度行いました。
トータルで100名以上の子に来ていただきました。本当に感謝です。
これをきっかけにボール遊びに親しんでもらえれば,と思います。

ボールの投げ方の練習〜自然と出来るように
茨城のとある強豪小学生チームの監督と練習方法についてお話をしました。
毎年(強さに加えて本当の意味で)良いチームを作る監督ですが、その方でさえ「投げ方をどうやって教えるかは難しい」とのことでした。

野球のようにどんな子でもボールを握れ、また教則本も一杯あるのと違い、ハンドボールの投げ方の練習は体系化されているとは言えません。何回も投げていればなんとなく投げれるようにはなりますが、それが試合で使えるとは限りません。

ハンドボールの投げ方と野球、ドッジボールの投げ方、通づるところがありますが、大きく違いがあります。

それは、ハンドボールは投げるのを邪魔する人がいる、ということ。
なので、

・手をしっかり開いてボールを握る(手首をロックしない)
・素早く打点をあげる(腕をスイングさせない)
・位置を移動しながら投げる
・(筋力がついたら)コンパクトにヒジをつかって素早くスローする

などを考えてました。

そうしたら、デンマークかな?こんな練習がありました。
https://www.youtube.com/watch?v=fyYDIx8sYPQ

これなら自然に身に付きます。



(低学年)「パスだけ」「ラグビー状態」にならないために
低学年に初めてハンドボールの試合をさせるとき、コートを半分にしてドリブルやオーバーステップをナシにします。そうした方が楽しいからです。

当然、ラグビー状態になります。それではダメだと、ドリブルやオーバーステップを採用すると、全然ボールを運べなかったり、ゴールではなくパスする相手を探すゲームになってしまいます。

それだったらたとえラグビー状態でも、オーバーステップをなしにした方が運動量も多いし、自分で前を狙う、という癖がつくと思います。

ハンドボールっぽくするには結構簡単で、

「ボールを持っているときに相手にタッチされたら相手ボール」

というルールをつければ良いです。これだけで突破とパス、両方を意識します。
少しDFのレベルが上がって動けるようになったら「ボールにタッチされたら相手ボール」にすると一気にハンドボールっぽくなります。

なお、この練習は、狭いコートで有効です。念のため。
コントロールではなく寄り添って
2013年に高校クラブの顧問の体罰によって生徒が自殺した事件がありました。
痛ましい事件だけど、このとき他の生徒の保護者は、この顧問に辞めないでほしい、と嘆願したそう。全国大会での実績があるから、です。

あるやり方で良い成績を納めると、それまでの行動が全て美化される。体罰、根拠のない根性練習、お仕着せのパターン練習、控え選手の放置、などなど。保護者の行動は「成績が得られる」からによるものでした。

「◎×大会で優勝した」とかいうのは客観的な指標になります。といってもそれはある限定された期間における相対的な評価にすぎないです。一方、同じやり方で翌年成績が出ないと「選手の力が弱かった」と自分の指導を正当化する(自分も昔やってしまいました)。

子どもの行動をコントロールするのでなく、子どもの気持ちに寄り添うのが、後々自立した子どもになるのでは、と思いました。

といったことをこの本読んで再確認です。



少年スポーツ ダメな大人が子供をつぶす
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参加方法
  • 対象 小学生男女およびその家族(未就学児は保護者同伴で可)
  • 練習
    日曜日 並木小学校グラウンド
    不定期土曜日 桜南小学校体育館
  • 参加費 無料(寄付 1回 1-500円程度)
  • 参加方法 開催日ごとの参加票に入力の上、直接会場にお越しください。
  • 年間参加費
    1,000円/年(子供)、2,000円/年(大人)
    登録手数料 200円/件・家族
    ※スポーツ保険+雑費
プロフィール
HN:
Tri-C Ball Party
性別:
非公開
自己紹介:
2011年12月から茨城県つくば市並木地区で,ハンドボールを自由に出来る場を作ろうとする,その記録。

2012年に並木ハンドボールスクールと称して数回スクールを開催も諸事情で一旦休止、バーチャルクラブに。

2013年にみんなで自由にボール運動を出来る場を、と隔週で活動再開。徐々に参加者が増える。

そして2015年4月。

ついに「桜東ハンドボールクラブ」として,活動開始!

問い合わせ先
kyazaki001 (at) gmail.com

(at)をアットマークに。
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