2017-06-11 本格練習に挑戦

この日は30人近くの子が集まったので、ちょっと本格的な練習を。

「試合したい！試合したい！」と絶叫する子供達ですが、ボールとからだを自在に操れたほうが断然楽しい（なのでお父さんたちがみるみる上達していってます）ので、ボールコントロールやボディーコントロールのプログラムをまずはやりました。



当初は2-2のゲーム（GK含む）にして、アウトナンバーに気づいて攻める練習をしようかと思いましたが、子供が多かったので、チーム戦形式の連続速攻の練習にしました。攻めて守ったら交代、という感じです。

初めてのメニューなので、システムを理解させるのに、ちょっと苦労しました。なので最初は毎回毎回私が「ほら、交代だよ！」なんて声をかけてしまってましたが、理解できてくると、自然と子供達自身が「交代だよ！」と声をかけられるようになりました。

その中で気づいたのが、自然と平行ずらしやクロス、ポストパスが成立していたこと。
教えてないのに。



今の課題は、動きながらのパスキャッチができる子がまだ少ないことと、シュートがどうしても正面にいってしまうこと（相手のいないところにボールを投げるなんて競技は、ハンドボールだけなので）。なのでボールハンドリングに加えて最近は3人組のパスを入れるようにしてます。ハンドボールのセンタープレイヤーの動きで、DFを寄せて出すパスです。ボールをキャッチして振り向きざまに投げるのを連続するので、
・動きながらボールをもらう癖ができる
・振り向くので自然とボールが上がった状態でのパスになる（振り回さない、肘があがる）
という狙いがあります。少ない練習時間なのに気づいたら全員がセンタープレイヤーの動きを覚えてた、というのは内緒の目的です。

ただ、男子はわざとおらーってキャッチできないようなボールを投げて、おまけにそれを笑ったりするよね。あれ、何が楽しいのかわからない。

けど、よく考えると、自分が子供の時も感情が高ぶった時にふざけて変なことをしてました。本人に軽く聞いたら「自分でもわかんないけど、ついやっちゃうんだよね」とのこと。そういう感情の高ぶりを他のぴしっとかっこいい動作に向けられるようになるといいね。



最後はお父さんお母さんとハイタッチ。
大人の側も、一人一人の子供達と触れ合えるので、楽しいのです。
ハイタッチにくる子は、100%笑ってます。ハイタッチ部にしてもいいくらい。

ちなみにこれは、以前行っていた小学生向けの科学サークルでのをモデルにしてます。
熱心に顕微鏡をのぞいたり作業をしていた子供達が、帰りに先生や大学生とハイタッチをするときに、すごく笑顔だったので、容赦無くパクらせていただきました。

もう一つついでですが、ここでは私のことは名前で読んでもらってます。
先生とかコーチとか呼ばれると「先生じゃないよ」って言います。
スポーツ自体、遊び以上でも以下でもなく、私は一緒に遊んでいるだけなので。

次回は6/18（日）14:00- 並木小学校グラウンドです。

2017-06の予定

6/3（土） 8:00-9:45 桜南小学校　体育館
6/11（日）14:00-17:00 並木小学校グラウンド
6/18（日）14:00-17:00 並木小学校グラウンド
6/24 （土）午後　つくばオープン　筑波大学多目的グラウンド

※(2017.06.06) メールでお知らせした内容と変更になりました

ちょっとずつ暑くなってきましたね。
参加するときは飲み物を忘れずに！

今月も筑波大学で開催される交流会に参加することになりました。
是非どうぞ。

2017-05-29h

運動会の翌日のボールパーティはちょっと人数は少なめでしたけど、みんな楽しくからだを動かしました。日差しも強かったですが、ラダーやスピードリングにみんな取り組んでました。まだ暑さに慣れてない子はちょっと具合が悪くなったり。でも、少し休んだら「また練習に入っていい？」と元気に戻ってきました。



今回はスポーツ鬼ごっこをアレンジした新しい練習をやってみました。2チームに分かれて、ボールを相手のゴールの中に置いたら1点、というもの。ただし、相手チームの子に捕まったらその子にボールを渡さなくてはならない、というルールです。パスは禁止。

スポーツ鬼ごっこは自陣だと鬼に、敵陣だと逃げる側になりますが、これはボールが目印になります。これでボールを複数にすると、認識しなくてはならない敵や見方が一気に増えるので、かなり難しくなります。相手をかわしたり、ノーマークを探したりできるようになる、という意図がありましたが、そんな理屈はどうでもよくて、結構楽しかった様子でした。

ボールハンドリングや、フェイントの練習をしたのち、ゲームをやりました。最後は必ずゲームをして、その日にやった練習が身についているかどうかチェックしてます。何より、ゲームが楽しいからきてるんですよね。ゲームに不慣れな子も楽しめる、かつうまくなれるようにしていきたいと思います。

2017-05-21 暑くなってきた

岐阜県高山市で33度。５月の最高気温を108年ぶりに更新しました（いきなりフランス人が出て来てフランスと高山を比べてた。）。
そんな暑い日でしたが、この日も何人か新しい子が来てくれました。

運動会直前ということで、SAQトレーニングを5分間やりました。
そのあとは早速ボール。
最近は3人組でのいろんなボール投げをやってます。
ジャンプして投げたり、1人が邪魔をしたり。

シュートでは速く走るために、ボール取り合いの競争や、シューターを追いかけるDFとつけたりしました。お父さんコーチがフェイントの練習も入れてくれました。


「Absolutehandball」より
こういうイメージです。

最後はいろんなパターンでゲームをやりました。

暑い中で3時間も動き続けましたが、誰1人へばることなく（保育園児でさえも！）、やりきりました。ちょっと疲れて休んでても、「試合で1人足りないんだけど..」っていうと「じゃあやる！」って。ここでやってるのが「遊び」だからみんな飽きないのかなと思いました。

スポーツってもともと「気晴らし」の意味なんだって。
そう思うと、スポーツの「練習」や「指導」ってちょっと不思議な概念にも思えます。

今、私はゲームにすごく興味があります。
子供って（まあ大人も）、すごい複雑なルールや操作のゲームを、自然にやりこなしますよね。
どうやったらああいう夢中になるような仕掛けを取り込めるかなあ、と。

まだ試行錯誤中ですが、子供の表情はすごく気にしてます。真顔と笑顔が交互に出ているかどうか、はチェックしたいと思ってます。

次回は、5/28（日）の予定ですが、この日はいろんな都合が重なってしまいそうです。
はっきりしたらまた連絡しますね。

2017-05-14 試合のあとの成長っぷり

今月は小学校のグラウンドが運動会準備で使えないので、とある体育館で行いました。
遠かったですが、たくさんの子が来てくれました。久しぶりに来てくれたお家もあり、嬉しかったです。

ひたちなかの遠征、みんな夢中になって試合してました。みんな精一杯動いてましたが、もう少しボールゲームとしてのセオリーや動きを自然とできるようにしようかな、と思いました。

運動会があるので、ダッシュパーティを先にやりましたが、この中にステップワークと三歩ダッシュを取り入れました。腰を後ろから保護者コーチに抑えてもらい、前傾姿勢で全力で足踏みしたあとに、いちにのさんでぱっと手を離してそのままダッシュする、といった感じです。

サーキット式で、股関節の動きやSAQトレーニングを随所に取り入れました。5分だけしかやりませんでしたが、サーキット式なので、適度な待ち時間と高負荷の運動の繰り返しなので、結構なトレーニングになったと思います。運動会の練習と称して実はフットワークをやっていたのですが。

そのあとも、ボールハンドリング、いろんなフォームのスロー、いろんなシュート、そしてフェイント、とめまぐるしく練習が変わります。テーマに沿って段階的な15種類くらいの動作を組み合わせてみました。

この前の試合を経てから「時間中、ずっとゲームがいい」と叫び続ける子供たち。今日はそれを抑えてたので、ゲームの時間になったらみんな大爆発。以前は何をしていいか佇んていた子が、積極的にボールを奪いにいき、ゴールを狙う、という良い感じです。ワンマン速攻が成立したり、シュートフェイントからのパスをしたり。みんな試合中に自分たちで編み出したんだなあ、と思いました。

終わりに「もっとゲームしたい人？」って聞くと全員が手をばっとあげる。え、君たち、3時間も動いたんだよ。

「やっぱりずっとゲームだけがいい！」「それもいいけど、できないところができないまんまだといやでしょ？」と言うと、「じゃあ、ゲームやって、できなかったとこを練習して、そのあとまたゲームにしたら？」という。こういう考えをポンポン出してくれる子供達。すごいですね。

次回は5/20（土）の予定でしたが、翌日に変更になりそうです。
また連絡しますね。

（5/16追記）5/20はおやすみになりました。